18.
山形 上山 
Yamagata  Kaminoyama



ロゴスギャラリーの企画担当をしていたときに、
Mi amas TOHOKUの展示に関わったご縁で、
今回このリレーに参加させていただいています。

みなさんの記事を見て、点と点の出会いの中で、
みんながどんどんつながっていく様子が紐解かれるようです。

つながる、ひろがる、東北の輪。
そんな言葉をMi amas TOHOKUに感じます。
このプロジェクトが素晴らしいのは、迎えてくださる方々の温かさ。もてなし。
関わる人すべてが、迎えたり、迎えられたりしながら 続いている気がします。

Mi amas TOHOKUのメンバーが行く東北ツアーに参加したのは2回ほど。
1回目は、Mi amas TOHOKUの展示を開催することが決まり、展示の為の作品の制作を兼ねて宮城から山形へ移動する旅でした。

そこで初めて、前の回に出てきた菜穂子さんやSHOE PRESsの本間さん達にお会いしたのですが、思い出深いのは、山形・上山温泉の旅館彩花亭 時代屋の別亭で芋煮をつくりみんなで鍋を囲んだこと。
同僚、同郷、そんなキーワードで括られる繋がりではなく、会ったご縁で一緒に美味しいご飯を食べて、だれもが親しみを感じながら過ごした時間はとても貴重でした。

次の日、山形の黒田果樹園さんにお邪魔しました。
そこでいただいたラ・フランスやスチューベンの甘いことといったら!
4歳の息子の顔が浮かびました。喜ぶだろうなぁ。
欲張っていくつも買って帰りました。思ったとおり自分の顔くらい大きいラ・フランスに息子は大喜び。それから季節には黒田果樹園さんのラ・フランスを取り寄せることが楽しみになっています。


© Kasane Nogawa


それから3年。息子も今年小学生。彼の成長をみているとあっという間の3年だったきがしますが、
案外長い月日が流れたのですね。

その3年の間に、何度か東北を訪れる機会があったのは、みんなに会いたいな。
また行きたいなという気持ちがあったから。

初めて訪れる土地は、その場所と自分との結びつきが少なく疎外感すらしてきて、
なんだかさびしく感じる時もあるのですが、知り合いがいて迎えられるのは、楽しいものだなと
しみじみ思うのです。

人とのつながりが、東北の旅をさらに楽しくするのだと思います。


小堀玲奈/PARCO 勤務

渋谷・PARCO「ロゴスギャラリー」では、2012年3月に「Mi amas TOHOKU 東北が好き」展を開催。
2013年10月には「AL MARBORDA URBO 海辺の街へ」展を開催させていただきました。



© Kasane Nagawa



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